医学部保健学科作業療法学専攻
Division of Occupational Therapy
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児童・青年期の気分障害、注意欠陥多動性障害(AD/HD)および広汎性発達障害に関する疫学的研究(平成2022年度文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C)

研究代表者 傳田健三 北海道大学大学院保健科学研究院生活機能学分野
共同研究者 北川信樹 北海道大学病院
          賀古勇輝 北海道大学病院

研究の概要 
 われわれは、平成18〜19年の調査において一般の小・中学生の中のうつ病の有病率に関する疫学調査を行った。MINI-KIDという構造化面接法を用いて、千歳市の小学4年生から中学1年生までの738人に対して精神科医が直接面接を行い調査した。その結果、うつ病と診断された子どもは、小学4年生0.5%、5年生0.7%、6年生1.4%、中学1年生4.1%であった。女子は男子に比べ有意に高く、小学生と比較して中学生は有意に高率であった。中学1年生の値はほぼ大人の有病率と同じと考えられた。また、構造化面接法を用いると、注意欠陥多動性障害(AD/HD)や広汎性発達障害をもつ子どもたちが抑うつ症状を同時に有していることが明らかになった。そこで今回は、MINI-KIDを用いて、一般の小・中学生に対して精神科医が直接面接を行い、気分障害、注意欠陥多動性障害(AD/HD)、広汎性発達障害の有病率を調査し、それぞれの病態がどのように合併し、関連しているのかを検討する。


摂食障害の疫学、病態と診断、治療法、転帰と予後に関する総合的研究(平成2022年度厚生労働省 精神・神経疾患研究委託費)

研究代表者 切池信夫 大阪市立大学精神神経科

共同研究者 傳田健三 北海道大学大学院保健科学研究院生活機能学分野

研究の概要

摂食障害は青年期の女性だけでなく、前思春期の児童から既婚女性へと広がりを見せ、病態も多様化している。しかしながら、その疫学、病態と診断、治療法、転帰と予後に関しては、いまだに確立されていないのが現状である。今回は摂食障害の転帰と予後について検討する。摂食障害には短期間で軽快する軽症例から、死に至る重症例まで多様な症例が存在する。また、治療方法についてもさまざまな方法が行われている。われわれは、入院行動療法およびIVH治療を行った神経性無食欲症重症例について、その中・長期転帰を明らかにし、さらに予後に関連する諸要因について検討を加える。


障害者の雇用を促進するための作業療法支援方法の検討―生活に根ざした作業遂行支援と地域ネットワークつくりー

研究参加者

八田達夫 北海道大学

村田和香 北海道大学

渡辺明日香 北海道大学

上野武治 北星学園大学

研究の概要

 20077月に、上野武治前北海道大学医療技術短期大学部作業療法学科教授を大会長に日本職業リハビリテーション学会第35回大会を開催した。本専攻教員も運営に参加した。これを機に、職業支援作業療法の発展を目指し、労働、福祉、教育などと連携し、北海道におけるネットワークづくりと研究実践を進める。生物医科学的な視点に立ち、参加や活動における機能化支援を行う作業療法は独自の視点をもって貢献できる。加えて、プロジェクトは本学の障害者雇用率、障害学生支援などの問題も視野においている。


脊髄性筋萎縮症(T型)児に対する系統的なスイッチ活動を用いた自発的活動の遠隔支援-(平成19〜21年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究C))
研究代表者
境 信哉 北海道大学・医学部・保健学科作業療法学専攻

研究の概要
 脊髄性筋萎縮症(T型)という難病のお子さんに対して,スイッチを用いた活動が有効であることはこれまで多くの方々が報告しております.しかし,ただスイッチ活動を提供しただけでは,残存能力を発揮・発達させることは難しいのではないかと思います.我々は,将来的に意思伝達装置や環境制御装置などを使用できることを目的とした段階的なスイッチ活動の有効性をこれまで報告してきました.そして,この方法で希望する全国の同じ病気のお子さんを支援したいと考えています.

老年期作業療法の有効性に関する多施設共同前向き研究
研究参加者
村田和香 北海道大学医学部保健学科作業療法学専攻
岸上博俊
朝日まどか
北海道老年期作業療法研究会メンバー

研究の概要
本研究の目的は、多施設共同前向き研究を行い、老年期を対象とする作業療法のエビデンスに基づく作業療法の条件を明らかにしようというものです。その結果、提供するサービスの質を評価可能なものとすることを目指すものです。 
成人脳性まひ者の車いすテクノアダプタビリティーの基礎的条件の検討―適応と供給に関する障害者のエキスパート性の獲得― (平成17〜19年度基盤研究(B))

研究参加者

八田達夫 北海道大学・医学部・保健学科作業療法学専攻

西村重男 北海道立心身障害者総合相談所

井上 馨 北海道大学・医学部・保健学科作業療法学専攻

山中正紀 北海道大学・医学部・保健学科理学療法学専攻

真木 誠 北海道大学・医学部・保健学科作業療法学専攻

岸上博俊 北海道大学・医学部・保健学科作業療法学専攻

佐藤方彦 九州芸術工科大学・名誉教授

研究の概要

生物医科学的な知見を基礎に生活ベースの機能化を目標とし、本プロジェクトはアクティブ・バランス・シーティング(西村、2002)を理論的な基盤に重度障害者用車いすの評価開発を行っている。さらに、生理学的多型性及びオーファンプロダクツの概念を用いて企業との共同で、汎用車いすや事務いすの開発も進めている。3次元曲面計測装置TRiDYJFEテクノロジー)にて作成したシーティングバギーのモデルを示す。


同名性半盲による障害の神経基盤とリハビリテーションに関する研究-(平成19〜21年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究C))
研究協力者
境 信哉 北海道大学・医学部・保健学科作業療法学専攻

研究概要
 脳卒中などで脳の後方に損傷を受けると視野障害が起こりえます.視野障害の程度によっては日常生活に大きな支障が生じます.このような患者さんに対して,衝動性眼球運動を用いた代償的な視覚探索訓練が有効であることは,多くの研究者が報告しています.我々は,この障害の神経基盤を神経心理学的手法を用いて解明し,リハビリテーションの効果に関してもランダムサンプリングによる方法で明らかにしたいと考えています.

↑ある同名性半盲患者さんの視野(ゴールドマン視野計)

境界性人格障害の治療ガイドラインの検証に関する研究(平成1719年度厚生労働省 精神・神経疾患研究委託費)

研究代表者 牛島定信 東京女子大学文理学部

共同研究者 傳田健三 北海道大学大学院保健科学研究院生活機能学分野

研究の概要

 これまで、境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者は、力動的精神療法家などの専門家が主に精神療法を用いて治療するという考え方が支配的であった。ところが、上記のような専門家は数少ないため、BPDの患者は一般の精神科臨床で診療されることが多いにもかかわらず、その治療指針が不十分であるのが現状であった。そこで、BPDの本態について調査し、一般精神科臨床でどのように診療することが可能なのかを検討する。


児童・青年期の気分障害の疫学的研究−有病率,予後および関連要因−(平成1819年度文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C)

研究代表者 傳田健三 北海道大学大学院保健科学研究院生活機能学分野

共同研究者 北川信樹 北海道大学病院

       賀古勇輝 北海道大学病院

研究の概要 

 一般の小・中学生の中にうつ病はどれくらい存在するのかを調査するために、精神疾患簡易構造化面接法MINI-KIDを用いて、一般の小・中学生に対して精神科医が直接面接を行い、気分障害の有病率に関する疫学調査を行う。今回の調査はわが国において初めての小・中学生における気分障害の本格的な疫学調査である。


大脳性視覚障害児に対する瞳孔反応法を用いた残存視覚能力の測定-(平成17〜18年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究C))
研究代表者
境 信哉 北海道大学・医学部・保健学科作業療法学専攻

研究の概要
 脳の障害によって視覚障害(大脳性視覚障害)となったお子さんに対して,その残存視覚機能を評価する方法として,視運動性眼振法による輝度および色度コントラスト感度測定が有効であることを我々はこれまで報告してきました.視運動性眼振法(OKN法)とは,右図のような縞を右または左に流すように動かすと,縞が見えているのならば,目が縞を追って戻るという反射的な眼振が出現し,その眼振の出現の有無から見えているか否かを判断する方法です.有効な方法ではありますが,限界もあります.瞳孔反応法とは,視覚刺激における明るさの変化がなく,パターンの変化だけでも縮瞳が生じるという反応を利用した視覚測定法です.この方法を臨床応用することで,OKN法でも測定できなかった対象者のコントラスト感度が測定できるようになると思われます.

他にも順次公開していきます
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